【ファンダメンタル分析】若築建設【有価証券報告書】
若築建設株式会社の業績報告
はじめに総括
特記事項
若築建設株式会社は、当期において資産が増加し、負債が減少したことにより、純資産が増加しています。これにより、財務健全性が向上していることが確認されました。特に、自己資本比率が52.2%と高水準を維持しており、安定した財務基盤を示しています。
当期の総括
| 項目 | 数値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 94,917百万円 | 12.5%増 |
| 営業利益 | 9,374百万円 | 8.6%増 |
| 純利益 | 5,092百万円 | 6.4%減 |
売上高は前年から大きく増加し、特に建設事業が好調でしたが、純利益は減少しました。この減少は、税金やその他の要因によるものと考えられます。営業活動によるキャッシュフローも前年同期に比べて悪化しており、売上債権の増加が影響しています。
来年度以降の事業計画
若築建設株式会社は、中期経営計画を策定しており、以下の目標を掲げています。
これらの目標達成に向けて、以下の施策を実施する予定です。
- 市場での持続可能性向上: 事業戦略の強化や生産性向上を図る。
- 人的資本経営: 働き方改革を進め、社員の能力を最大限に引き出す。
- 社会の持続可能性向上: 安全かつ良質なインフラの提供やカーボンニュートラルの推進。
今後の動向予測
若築建設株式会社は、建設事業の成長を背景に、今後も安定した業績を維持する可能性があります。しかし、以下のリスク要因に留意する必要があります。
- 経済環境の変化: 物価上昇や労働人口減少が影響を与える可能性があります。
- 流動性リスク: 営業活動によるキャッシュフローの悪化が続く場合、資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。
- 市場リスク: 保有する株式の価格変動が企業の財務状況に影響を与える可能性があります。
これらのリスクを適切に管理し、柔軟に対応することで、企業の持続的な成長が期待されます。特に、建設事業の成長が企業の業績を支える重要な要素となるでしょう。
財務健全性の評価
1. 資産
| 年度 | 資産合計 |
|---|---|
| 当連結会計年度末 | 473億円 |
| 前連結会計年度末 | 427億円 |
2. 負債
| 年度 | 負債合計 |
|---|---|
| 当連結会計年度末 | 433億円 |
| 前連結会計年度末 | 455億円 |
3. 純資産
| 年度 | 純資産 |
|---|---|
| 当連結会計年度末 | 473億円 |
| 前連結会計年度末 | 427億円 |
トレンド分析
資産、負債、純資産のトレンドは以下の通りです。
- 資産: 46億円の増加
- 負債: 22億円の減少
- 純資産: 46億円の増加
財務健全性の評価
負債比率は約47.8%、自己資本比率は約52.2%であり、財務的に安定していることを示しています。
結論
若築建設株式会社は、資産が増加し、負債が減少したことにより、純資産が増加しています。これにより、財務健全性が向上していると評価できます。自己資本比率も高く、安定した財務基盤を持っていることが示されています。
流動比率と自己資本比率の計算
1. 流動比率の計算
流動比率は以下の式で計算されます。
流動資産
- 現金預金: 18,891百万円
- 受取手形・完成工事未収入金: 38,528百万円
- 未収入金: 6,576百万円
- 立替金: 1,484百万円
- 投資有価証券: 0百万円
流動資産合計 = 65,479百万円
業績の推移
売上高の推移
| 年度 | 売上高 |
|---|---|
| 前連結会計年度 | 84,004百万円 |
| 当連結会計年度 | 94,917百万円 |
営業利益の推移
| 年度 | 営業利益 |
|---|---|
| 前連結会計年度 | 8,632百万円 |
| 当連結会計年度 | 9,374百万円 |
純利益の推移
| 年度 | 純利益 |
|---|---|
| 前連結会計年度 | 5,442百万円 |
| 当連結会計年度 | 5,092百万円 |
トレンド分析
若築建設株式会社は、売上高と営業利益が増加している一方で、純利益は減少しています。この状況は、コストや税金の影響を受けている可能性があるため、今後の財務状況を注視する必要があります。
営業利益率と純利益率の計算
1. 営業利益率の計算
営業利益率は、営業利益を売上高で割ったものです。
当連結会計年度
営業利益率 = (8,902 / 94,917) × 100 = 9.37%
前連結会計年度
営業利益率 = (8,018 / 83,280) × 100 = 9.63%
2. 純利益率の計算
純利益率は、親会社株主に帰属する当期純利益を売上高で割ったものです。
当連結会計年度
純利益率 = (5,092 / 94,917) × 100 = 5.36%
前連結会計年度
純利益率 = (5,442 / 83,280) × 100 = 6.53%
トレンドの比較
営業利益率はわずかに減少しているものの、依然として高い水準を維持しています。一方、純利益率は大きく減少しており、特に税金費用の増加が影響している可能性があります。
営業活動によるキャッシュフローの状況
営業活動によるキャッシュフロー
| 年度 | 営業活動によるキャッシュ・フロー |
|---|---|
| 当連結会計年度 | 39億円の資金の減少 |
| 前年同期 | 151億円の資金の増加 |
営業活動によるキャッシュフローが前年同期に比べて悪化しており、特に売上債権の増加が影響しています。
事業セグメントの動向
1. 建設事業
| 項目 | 当連結会計年度 | 前連結会計年度 |
|---|---|---|
| 売上高 | 937億円 | 827億円 |
| 営業利益 | 89億円 | 80億円 |
| 営業利益率 | 9.5% | 9.7% |
2. 不動産事業
| 項目 | 当連結会計年度 | 前連結会計年度 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4億円 | 5億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1.02億円 |
| 営業利益率 | 25% | 20.4% |
3. 総合的な業績
| 項目 | 当連結会計年度 | 前連結会計年度 |
|---|---|---|
| 合計売上高 | 949億円 | 840億円 |
| 合計営業利益 | 69億円 | 62億円 |
| 合計経常利益 | 76億円 | 65億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 50億円 | 53億円 |
リスク要因の評価
以下のリスク要因が企業の業績に影響を与える可能性があります。
将来の業績予測や中期計画
若築建設株式会社は「中期経営計画(2024年度-2026年度)」を策定しており、以下の業績予測を示しています。
配当履歴と配当政策の評価
配当履歴
当期純利益: 50億円(前年同期比6.4%減少)
配当金の支払: 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により13億円の資金の減少となりました。