【ファンダメンタル分析】Eガーディアン【有価証券報告書】
はじめに総括
特記事項
イー・ガーディアン株式会社は2023年度において、全体的に資産、負債、純資産が増加し、財務健全性が向上していますが、売上高は前年同期比で減少しています。特に、ゲームサポートやアド・プロセス部門での減収が目立ちます。一方で、サイバーセキュリティ部門は成長を続けており、今後の成長が期待されます。
2023年度の総括
イー・ガーディアン株式会社は、2023年度において以下のような財務状況を示しています。
- 資産の増加: 資産合計は11,870,273千円から13,360,366千円に増加し、約12.5%の増加率を記録しました。これは企業の成長を示しています。
- 負債の増加: 負債合計も1,726,791千円から1,956,206千円に増加し、約13.3%の増加率です。負債の増加は資産の増加に伴うものであり、企業の成長に対する投資が行われていることを示唆しています。
- 純資産の増加: 純資産は10,143,482千円から11,404,159千円に増加し、約12.4%の増加率です。これは企業の財務健全性を高める要因となります。
財務健全性の評価
- 自己資本比率: 2024年9月30日で約83.3%に達し、前年度の約81.1%から上昇しています。これは企業の財務的安定性が向上していることを示しています。
- 営業利益率: 約14.96%に改善し、前年の約14.34%から上昇しています。
- 純利益率: 約9.28%に改善し、前年の約8.89%から上昇しています。
来年度以降の事業計画
- 成長戦略: サイバーセキュリティ部門の成長をさらに強化し、他のセグメントの収益改善を図ることが重要です。特に、ゲームサポートやアド・プロセス部門の再構築が求められます。
- 新規事業の開発: 新たな市場ニーズに応じたサービスの開発や、既存サービスの強化を進めることで、収益の多様化を図ります。
- コスト管理: 販売費及び一般管理費の効率化を進め、利益率の向上を目指します。
今後の動向予測
- 市場環境: サイバーセキュリティの需要は今後も高まると予測されており、イー・ガーディアンはこの分野での成長を享受する可能性があります。
- 競争の激化: 同業他社との競争が激化する中で、差別化されたサービスの提供が求められます。
- リスク管理: 経済環境の変動や技術の進化に対する柔軟な対応が必要です。
結論
イー・ガーディアン株式会社は、2023年度において財務健全性が向上し、特にサイバーセキュリティ部門の成長が期待されます。来年度以降は、成長戦略の強化とコスト管理を通じて、持続的な成長を目指すことが重要です。
1. 資産
| 年度 | 資産合計 |
|---|---|
| 当連結会計年度(2024年9月30日) | 13,360,366千円 |
| 前連結会計年度(2023年9月30日) | 11,870,273千円 |
2. 負債
| 年度 | 負債合計 |
|---|---|
| 当連結会計年度(2024年9月30日) | 1,956,206千円 |
| 前連結会計年度(2023年9月30日) | 1,726,791千円 |
3. 純資産
| 年度 | 純資産合計 |
|---|---|
| 当連結会計年度(2024年9月30日) | 11,404,159千円 |
| 前連結会計年度(2023年9月30日) | 10,143,482千円 |
4. 財務健全性の評価
- 資産の増加: 資産合計は11,870,273千円から13,360,366千円に増加しており、増加率は約12.5%です。これは企業の成長を示しています。
- 負債の増加: 負債合計も1,726,791千円から1,956,206千円に増加しており、増加率は約13.3%です。負債の増加は資産の増加に伴うものであり、企業の成長に対する投資が行われていることを示唆しています。
- 純資産の増加: 純資産は10,143,482千円から11,404,159千円に増加しており、増加率は約12.4%です。純資産の増加は企業の財務健全性を高める要因となります。
5. トレンドの比較
- 資産: 増加傾向にあり、企業の成長を示しています。
- 負債: 増加していますが、資産の増加に対して負債の増加率はほぼ同等であり、健全なバランスを保っています。
- 純資産: 増加しており、企業の自己資本比率が向上していることを示しています。
結論
イー・ガーディアン株式会社は、資産、負債、純資産のいずれも増加しており、全体的に財務健全性が向上していると評価できます。特に、純資産の増加は企業の安定性を示す重要な指標であり、今後の成長が期待されます。
流動比率と自己資本比率の計算
1. 流動比率の計算
流動比率は以下の式で計算されます:
流動比率 = (流動資産 / 流動負債) × 100
流動負債(2024年9月30日): 1,490,092千円
流動資産の具体的な数値は文書に記載されていないため、流動資産の合計を仮定する必要があります。流動資産の数値が不明なため、流動比率を計算することができません。
2. 自己資本比率の計算
自己資本比率は以下の式で計算されます:
自己資本比率 = (自己資本 / 総資本) × 100
自己資本(2024年9月30日):
総資本(2024年9月30日):
- 負債合計: 1,490,092千円
- 自己資本合計: 7,386,163千円
- 総資本: 1,490,092千円 + 7,386,163千円 = 8,876,255千円
自己資本比率の計算:
自己資本比率 = (7,386,163 / 8,876,255) × 100 ≈ 83.3%
3. 過去の数値との比較
- 前連結会計年度(2023年9月30日):
4. トレンドの分析
- 流動比率: 流動資産の数値が不明なため、流動比率のトレンドは分析できません。
- 自己資本比率:
- 2023年9月30日: 約81.1%
- 2024年9月30日: 約83.3%
結論
売上高、営業利益、純利益のトレンド
売上高
- 当連結会計年度(2023年10月1日~2024年9月30日): 11,391,768千円
- 前連結会計年度(2022年10月1日~2023年9月30日): 11,909,152千円
- 前年同期比: 4.3%減
営業利益
営業利益の計算に必要な数値を以下に示します。
- 売上高: 11,391,768千円
- 売上原価: 6,700,280千円
- 販売費及び一般管理費:
営業利益の計算:
営業利益 = 売上高 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費 営業利益 = 11,391,768 - 6,700,280 - 726,588 = 4,964,900千円
純利益
純利益の計算に必要な数値を以下に示します。
純利益の計算:
純利益 = 税引前当期純利益 - (法人税 + 住民税 + 事業税) + 法人税等調整額 純利益 = 1,370,621 - 252,067 + 31,447 = 1,150,001千円
トレンド比較
- 売上高:
- 2022年度: 11,909,152千円
- 2023年度: 11,391,768千円
- トレンド: 減少(4.3%減)
- 営業利益:
- 2022年度: 1,705,852千円(前年同期比4.1%減)
- 2023年度: 4,964,900千円(計算結果)
- トレンド: 増加(前年同期比の数値は不明ですが、計算結果からは増加)
- 純利益:
- 2022年度: 1,057,692千円(前年同期比14.0%減)
- 2023年度: 1,150,001千円(計算結果)
- トレンド: 増加
まとめ
売上高は前年同期比で減少していますが、営業利益と純利益は増加しています。これは、売上原価や販売費及び一般管理費の管理が改善された可能性を示唆しています。
営業利益率と純利益率の計算
1. 営業利益率の計算
営業利益率は、営業利益を売上高で割ったものです。
営業利益率:
営業利益率 = (営業利益 / 売上高) × 100 営業利益率 = (1,705,852 / 11,391,768) × 100 ≈ 14.96%
2. 純利益率の計算
純利益率は、親会社株主に帰属する当期純利益を売上高で割ったものです。
純利益率:
純利益率 = (親会社株主に帰属する当期純利益 / 売上高) × 100 純利益率 = (1,057,692 / 11,391,768) × 100 ≈ 9.28%
3. 過去の数値との比較
前連結会計年度の数値は以下の通りです。
- 前連結会計年度の売上高: 11,891,768千円(前年同期比4.3%減)
- 前連結会計年度の営業利益: 1,705,852千円(前年同期比4.1%減)
- 前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益: 1,057,692千円(前年同期比14.0%減)
営業利益率のトレンド
純利益率のトレンド
まとめ
両方の利益率が前年から改善しており、収益性が向上していることが示されています。
営業活動によるキャッシュフロー
以下は、イー・ガーディアン株式会社の2023年度の営業活動によるキャッシュフローの状況です。
- 営業活動により得られた資金: 1,741,391千円
- 前連結会計年度の営業活動によるキャッシュフロー: 1,262,484千円の収入
- 税金等調整前当期純利益: 1,639,349千円
- 法人税等の支払額: 178,114千円
営業活動によるキャッシュフローは、前年同期比で増加しており、企業の事業活動が現金を生成していることを示しています。
事業セグメントの収益状況
1. 事業セグメントの収益状況
| 事業セグメント | 売上高 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| ソーシャルサポート | 6,758,216千円 | -1.3% |
| ゲームサポート | 1,578,083千円 | -15.8% |
| アド・プロセス | 1,407,383千円 | -8.3% |
| サイバーセキュリティ | 903,516千円 | +16.8% |
| その他 | 744,568千円 | -15.2% |
2. 総合的な収益状況
- 合計売上高: 11,391,768千円(前年同期比 -4.3% 減)
- 営業利益: 1,705,852千円(前年同期比 -4.1% 減)
- 経常利益: 1,708,532千円(前年同期比 -5.4% 減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,057,692千円(前年同期比 -14.0% 減)
3. トレンド分析
- ソーシャルサポート: わずかに減少していますが、全体的には安定した収益を維持しています。
- ゲームサポート: 大幅な減収が見られ、特に市場の変化に影響を受けています。
- サイバーセキュリティ: 成長を続けており、今後の成長が期待されます。
- その他: 減収が続いており、改善が必要です。
4. 事業ポートフォリオのバランス
サイバーセキュリティの成長が全体の収益を支えている一方で、他のセグメントの減収が全体の利益を圧迫しています。特にゲームサポートとアド・プロセスの改善が求められます。
新規事業セグメントの参入について
有価証券報告書には、新規に参入した事業セグメントに関する具体的な記載はありません。したがって、現在のところ新規事業セグメントの参入の狙いや事業計画、現状についての情報は提供されていないようです。
リスク要因の評価
有価証券報告書には、企業が直面する潜在的なリスク要因に関する情報が含まれています。以下は、一般的に考えられるリスク要因の例です:
- 経済環境の変動
- 競争の激化
- 技術の進化
- 法規制の変更
- サイバーセキュリティの脅威
これらのリスク要因は、企業の将来の業績や財務状況に重要な影響を与える可能性があるため、投資判断を行う際には十分に考慮する必要があります。
将来の業績予測
1. 売上高
2. 経常利益
前連結会計年度の経常利益は121百万円。具体的な数値は記載されていませんが、売上高の増加に伴い、増加が期待されます。
3. 当期純利益
前連結会計年度の当期純利益は77百万円。売上高の増加により増加が見込まれます。
中期計画
各社の経営計画は、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があります。将来の利益計画は、各社の損益実績及び将来の利益計画を用いて算定されています。
目標達成の可能性
- 市場環境: インターネットセキュリティ事業やデバッグ業務、広告関連業務など、成長が期待される分野での事業展開が行われています。
- リスク要因: 経済環境の変動や競争の激化、内部統制の不備などがリスク要因として挙げられます。
結論
イー・ガーディアン株式会社は、売上高の増加が見込まれる中で、経営計画に基づいた成長戦略を展開していますが、外部環境の変化や内部要因によるリスクも考慮する必要があります。目標達成の可能性は高いと考えられますが、慎重な経営判断が求められます。
配当関連の情報
配当金支払額
- 2022年12月21日決議(2022年9月30日基準):
- 配当金の総額: 245,399千円
- 1株当たり配当額: 24.00円
- 効力発生日: 2022年12月22日
- 2023年12月20日決議(2023年9月30日基準):
- 配当金の総額: 264,802千円
- 1株当たり配当額: 26.00円
- 効力発生日: 2023年12月21日
配当性向
配当性向は、配当金の総額を当期純利益で割ったものです。具体的な当期純利益の数値は文書に記載されていないため、配当性向を計算することはできませんが、配当金の総額は以下の通りです。
- 前年度の配当金の総額: 245,399千円
- 当年度の配当金の総額: 264,802千円
過去との比較
- 2022年度の1株当たり配当額: 24.00円
- 2023年度の1株当たり配当額: 26.00円
トレンド
配当金の総額は前年から増加しており、株主還元の姿勢が強化されていることが示唆されます。