【ファンダメンタル分析】ぐるなび【有価証券報告書】
はじめに総括
特記事項
株式会社ぐるなびは2023年度において、資産が大幅に増加し、負債が減少するという健全な財務状況を示しました。特に流動資産と固定資産の増加が顕著であり、資産合計は前年から約66.6%増加しました。また、負債合計は約18.9%減少し、純資産も増加しています。これにより、流動比率や自己資本比率の改善が期待されます。
2023年度の総括
2023年度の株式会社ぐるなびは、売上高が12,982,592千円となり、前年同期比で5.6%の増加を記録しました。特に、飲食店販促サービスやプロモーションサービスが成長を牽引しました。営業利益は9,130,474千円で、営業利益率は約70.3%と高い水準を維持していますが、純利益は-363,000千円と損失を計上しました。これは、経営環境の厳しさやコストの上昇が影響していると考えられます。
来年度以降の事業計画
株式会社ぐるなびは、2024年度以降も以下の重点施策に取り組む予定です。
- ぐるなびサイトの変革: 「楽天ぐるなび」への名称変更を通じて、サイト利用者の増加を図ります。
- マーケティングエージェントの確立: インバウンド需要の回復を見越し、多言語での情報発信を強化します。
- ぐるなびFineOrderの基幹サービス化: モバイルオーダーサービスの契約企業数を増加させ、97%のアクティブ利用を維持します。
- DXサービスの拡充: 既存の飲食店支援事業とプロモーション事業の安定的な収益基盤を構築します。
今後の動向予測
- 市場環境の回復: 新型コロナウイルスの影響からの回復が進んでおり、外食産業の消費者支出やインバウンド需要が回復基調にあることが、業績向上の追い風となるでしょう。
- 成長セグメントの強化: スポット型サービスの成長が顕著であり、今後もこのセグメントを強化することで収益の柱となる可能性があります。
- リスク管理の重要性: 原材料価格の上昇や人材不足といったリスク要因が依然として存在するため、これらのリスクを適切に管理することが求められます。
結論
株式会社ぐるなびは、健全な財務状況を背景に、明確な中期事業方針を持ち、外食産業の回復を背景に成長を目指しています。施策の実行状況や市場環境の変化に応じて、目標達成の可能性は高いと考えられますが、外部環境の変化やリスク要因にも注意を払う必要があります。
資産
| 項目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | トレンド |
|---|---|---|---|
| 流動資産合計 | 8,266,468千円 | 12,061,065千円 | 増加 (3,794,597千円の増加) |
| 固定資産合計 | 5,368,002千円 | 9,591,442千円 | 増加 (4,223,440千円の増加) |
| 資産合計 | 13,001,006千円 | 21,652,507千円 | 増加 (8,651,501千円の増加) |
負債
| 項目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | トレンド |
|---|---|---|---|
| 流動負債合計 | 2,031,459千円 | 1,841,597千円 | 減少 (189,862千円の減少) |
| 固定負債合計 | 3,657,055千円 | 2,768,362千円 | 減少 (888,693千円の減少) |
| 負債合計 | 5,688,514千円 | 4,609,959千円 | 減少 (1,078,555千円の減少) |
純資産
| 項目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) | トレンド |
|---|---|---|---|
| 株主資本合計 | 6,639,483千円 | 6,898,687千円 | 増加 (259,204千円の増加) |
| その他の包括利益累計額合計 | 182,202千円 | 77,000千円 | 減少 (105,202千円の減少) |
| 純資産合計 | 6,898,687千円 | 6,898,687千円 | 増加 (259,204千円の増加) |
総合的なトレンド
- 資産: 大幅に増加しており、特に流動資産と固定資産の増加が顕著です。
- 負債: 減少しており、特に流動負債と固定負債の両方が減少しています。
- 純資産: 増加しており、株主資本が増加していることが確認できます。
流動比率と自己資本比率の計算
流動比率と自己資本比率の計算には、流動資産、流動負債、自己資本、総資本の具体的な数値が必要です。これらの数値を提供していただければ、計算を行い、トレンドを分析します。
まとめ
流動比率と自己資本比率の計算には、流動資産、流動負債、自己資本、総資本の具体的な数値が必要です。これらの数値を提供していただければ、計算を行い、トレンドを分析します。また、負債の流動負債に該当するかどうかの判別も、具体的な負債の内容に基づいて行います。
営業利益と純利益の推移
| 項目 | 前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当連結会計年度 (2024年3月31日) |
|---|---|---|
| 売上高 | 12,296,066千円 | 12,982,592千円 |
| 営業利益 | 7,741,412千円 | 9,130,474千円 |
| 純利益 | 記載なし | -363,000千円 |
営業利益率と純利益率の計算
営業利益率は70.3%、純利益率は-2.8%であり、当期は純損失を計上しているため、全体的な収益性は悪化しています。
営業活動によるキャッシュフローの確認
売上高の増加は、営業活動によるキャッシュフローの生成に寄与することが期待されます。具体的なキャッシュフローの数値は記載されていませんが、売上の増加は通常、営業活動による現金の流入を増加させる要因となります。
事業セグメントの収益状況
| 事業セグメント | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 飲食店販促サービス | 7,863,974千円 | 8,416,683千円 | +7.0% |
| プロモーションサービス | 10,264,419千円 | 11,182,362千円 | +8.9% |
| 関連事業 | 2,031,647千円 | 1,800,230千円 | -11.4% |
| 合計 | 12,296,066千円 | 12,982,592千円 | +5.6% |
新規に参入した事業セグメント
報告書には新規に参入した事業セグメントに関する具体的な記載はありませんが、既存の飲食店支援事業やプロモーション事業、店舗開発事業において、モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」の契約企業数が増加し、また「楽天ぐるなび」への名称変更などの施策が行われています。
リスク要因
- 経済環境の変化
- 資金繰りのリスク
- システムに関わるリスク
- 知的財産権のリスク
- 個人情報の取扱いリスク
- 法規制の変更
- 自然災害のリスク